「主任への一歩」を踏み出す入社3年目研修
7月も下旬となり、連日猛烈な暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて先日、クライアント企業にて、終日の「入社3年目研修」に登壇させていただきました。
入社3年目といえば、一通りの実務を覚え、職場にもすっかり慣れてくる時期です。
しかし同時に、「自分の仕事だけやっていれば良い」という若手社員のフェーズから、
「周囲に目配りをし、チームの成果に貢献するプレイング・リーダー(主任候補)」
へと脱皮できるかどうかの重要な分岐点でもあります。
今回は、全4部構成で実施したこの研修の様子と、当日の現場で起きた「予期せぬ反響」
についてお話ししたいと思います。
■ なぜ3年目に「Well-being」と「働く本質」を伝えるのか?
今回の研修は、単なるスキルアップ講座ではありません。
来年には全員が「主任」として活躍することを目指し、マインドとスキルの両面
から成長を促すプログラムを組みました。
・【第1部】Well-being(ウェルビーイング)
幸福度が高い社員ほど創造性が3倍、生産性が31%高まるというデータや
「幸せの4因子(やってみよう/ありがとう/なんとかなる/ありのままに)」
を学び、職場での幸せの向上について対話(ダイアログ)を行いました。
幸福度が向上する対話をしながら、入社からから現在までを振り返り、
未来を描くというキャリアデザイン的な工夫も凝らしたコンテンツです。
・【第2部】はたらくことの本質
「会社とは?」「働くとは?」「学びとは?」「成長するためには?」という本質に
ついて考えてもらいました。
そして「仕事の本質とは、世の中の『不(不平・不満・不便など)』を解消する課題解決である」
という根本の考え方を共有し、自身の課題、職場の課題、顧客の課題を解決
するために何をするかを考えてもらいました。
・【第3部】チームで働くこと
有名な「マシュマロ・チャレンジ(パスタタワー作り)」などの体験型ゲームを通じ、
チームで目標を達成するために必要な役割分担やコミュニケーションのあり方を
体感していただきました。
・【第4部】主任に向けて
会社からの期待(「来年は全員主任に!」)を受け止め、「主任の役割・存在意義」
や職能要件書を使った自己評価を実施。
最後は明日からの具体行動計画を1人ずつ宣言していただきました。
■ 現場の悩みにジャストフィットした「1時間の補講」
今回の研修で最も印象的だったのは、カリキュラムが想定以上にスムーズに
進行したため、受講生の皆様の状態に合わせて急遽約1時間の
「コミュニケーション基礎(アサーティブ・コミュニケーション)」を追加実施したことです。
実は、ディスカッションの中で受講生の皆様から
「上司とのコミュニケーションの難しさ」「指示や報告の際の伝え方」「職場の報連相」
といったリアルな課題感が浮かび上がっていました。
そこで、以下の具体的なアサーティブ・スキルをレクチャーし、ペアワークを行いました。
● Iメッセージ(アイメッセージ)の活用
「(あなたは)なぜやっていないの?」という相手主語(YOU)ではなく、
「(私は)こうしてもらえると助かるよ」という自分主語(I)で伝える技術。
● クッション言葉の活用
「恐れ入りますが」「差し支えなければ」など、相手への敬意を示しながら本音
や依頼を伝える工夫。
この臨機応変に追加したコンテンツが、受講生の皆様の「今まさに困っていること」
に一気に刺さりました。
研修後のアンケートでは、
「アイメッセージやクッション言葉を知れて本当によかった」
「相手を敬いつつ、自分の意見を伝える大切さを学べた」
「明日からすぐ実践できそうなので、一回り成長できるよう心がけたい」
といった熱量の高い感想が続出し、アンケートの総合満足度は「4.9(5点満点)」
という非常に高い評価をいただく結果となりました。
■ 「自分」から「チーム」へ視点を広げる
受講者8名の皆様が、終始安全で安心な雰囲気の中、お互いを尊重し合いながら
活発に対話されている姿が非常に頼もしく感じられました。
入社3年目という時期は、「自分の実務をこなすこと」で一杯一杯になりがちです。
しかし、こうして「働く意味」を再定義し、相手を尊重したコミュニケーション
技術を身につけることで、視点は自然と「チーム全体の成果」へと広がっていきます。
研修の最後、誇らしげな表情で明日からの行動計画を発表する受講生の皆様を見て、
来期、頼もしい「主任」として現場を引っ張っていかれる姿がはっきりと目に浮かびました。
■ 経営者・人事担当者の皆様へ
「うちの3年目社員、そろそろリーダーシップを発揮してほしいけれど、
どう背中を押せばいいか分からない……」
そんな悩みを抱えておられる企業様も多いのではないでしょうか。
単に「リーダーとしての自覚を持て」と発破をかけるのではなく、
Well-beingの視点で土台を整え、現場で使える具体的なコミュニケーションの武器
(アサーティブ等)を渡してあげこと。これが、若手が自発的に覚醒するための近道です。
株式会社マンガラでは、貴社の組織課題や受講生の成長フェーズに合わせた、
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