組織診断（従業員アンケート）

当社のクライアントは、基本的に定期的にエンゲージメントサーベイ、
ストレスチェック、従業員満足度調査等の組織診断を実施しています。
いわゆる、従業員アンケートですね。

このような組織診断を実施する目的は、評価制度の効果検証や組織の状態を
見える化し、今後の施策を考えるためです。

大体6か月～12か月に１回実施することが多いのですが、中には3カ月毎に
診断をするお客様もいらっしゃいます。

最近は、人的資本情報開示という観点から、組織診断のスコアを公表する企業も
増えてきました。

以前は、このような調査を実施する企業はそれほど多くなかったのですが、
今ではごく普通のことになってきました。

その組織診断を実施する際に、「フリーコメント欄」を入れるかどうかは企業に
よりけりですね。

フリーコメント欄とは、アンケートの最後に「この会社をより良い会社にする
ために、ご意見があれば自由にご記入ください」というような一文を入れて、
社員が自由にコメントを記入できるようにする項目のことです。

アンケートは匿名で実施するため、本当に自由な意見があり、診断を実施する
経営サイドからすると、どんなコメントが来るのかドキドキしてしまうのですが、
次のアクションプランを検討する際の貴重な情報となります。

今までのクライアントの例では、

「社長が決済に遅れてこないでいただきたい」
「経営者がもっと現場のことを把握して欲しい」
「部署内でパワハラがあり、退職しようか悩んでいた」

など、赤裸々なコメントもございました。
耳が痛い内容ではありますが、だからこそ、経営陣はより良い会社にするために、
施策を考えたり、自分の行動を改めることが出来ます。

その他にも、
「仕事の生産性を上げるために、昼寝制度を取り入れては？」
「バイトにも評価制度を導入して時給が上がる仕組みを取り入れて欲しい」
「有給が取りにくい。どうにかして欲しい。」
など、具体的な要望を記載して下さる例もございます。

複数名から同じようなコメントがあると、会社としても何か策を講じるべき
ということがわかりやすく、非常に参考になります。

もし、まだエンゲージメントサーベイ等の組織診断をしたことがないという
お客様は是非、一度チャレンジしてみてください。
必ずや新たな発見があると思います。