well-beingと運動
コロナの影響で運動不足の方が増えていると思います。
私も以前はジムに通い、週に2回位は定期的に運動していたのですが、コロナで休業したり、ジムがクラスターの発生源となっていたりして、解約することになり、運動する機会が一気に減ったため、最近は運動不足に陥っていました。
そこで、半年位前から始めたのが、ランニングです。休みの日に自宅の周辺を5キロ位走っていたのですが、徐々に距離が伸びていきました。最近は、休み日の朝7時過ぎから9~10キロ位を走るというルーチンが出来上がりました。自宅から名古屋城まで走り、名城公園内のランニングコースを何周かしてから帰宅するというルートです。名城公園や名古屋城の周囲は、都会の割には自然が豊富で、早朝の空気はキレイで清々しく、気持ちが良いです。
それ以外にも、先月、トレーニング用のベンチとダンベルを購入し、自宅トレーニングを開始するようになりました。夕食後~寝る前に定期的に運動するようになりました。
このランニングと自宅トレーニングのおかげで、私の運動不足は解消され、well-beingの向上を実感しています。
ちなみに、運動は、well-beingにとって、非常に大切な要素です。
well-being研究の第一人者であるタル・ベン・シャハー博士は、SPIREモデルというものを提唱されています。
下記の5つの項目の頭文字をとったものが、SPIREですね。
Spiritual Well-Being / 精神のウェルビーイング
Physical Well-Being / 身体のウェルビーイング
Intellectual Well-Being / 知性のウェルビーイング
Relational Well-Being / 人間関係のウェルビーイング
Emotional Well-Being / 感情のウェルビーイング
身体のウェルビーイングとは、身体的に良い状態が保てているという要素です。具体的には、生活に習慣として運動を取り入れること、栄養のバランスが整っている食生活が送っていること、十分な休息が取れていることが重要です。当たり前のことですが、well-beingの基礎は、健康ですね。
ちなみに、運動をすることで、成績が良くなることもわかっています。
アメリカのイリノイ州のネイパービルの学校で起きた、「ネイパービルの奇跡」をご存知でしょうか?
1999年、TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)という世界的な学力テストで、この学校の生徒が、理科で世界1位、数学で6位という好成績を修めたのです。
ハーバード大学がその原因を調査したところ、運動でした。同校には「0時限」というものがあり、その始業前に生徒に最大心拍数の約80~90%の負荷がかかるランニングをさせていたのです。
興味のある方は、「ネイパービル 奇跡」「ネイパーヴィル 奇跡」と検索してみて下さい。
産業医の小島先生が取締役となっている丸井グループでは、2016年、全社員を対象に集団分析を実施したところ、14年度の健康診断時の調査において、「1回30分の汗をかくような運動を週2回以上、1年以上実施している」群は、15年度の業績評価が統計学的に有意に高く、14年度と比べても有意に上昇していることが分かったそうです(詳しくはこちら)。このように、運動は学業成績のみならず、社会人の業績評価にも良い影響を与えることがわかっています。
健康・幸福・業績向上と、運動はまさにいい事尽くし。
是非、時間を作って取り組んでみてください。