若手社員の意識&待遇の変化

十六総合研究所が今年春に行った岐阜&愛知県内の新入社員の意識調査によると、希望する昇給パターンに関して、「成果主義」と答えた割合が35・5%(前年比4・4ポイント増)となり、「年功主義」の31・7%(5・9ポイント減)を上回りました。

また、三菱自動車は新卒社員の夏季賞与を従来の約2倍の最大30万円に引き上げるとのこと。新たに約15万円の「自己研鑽(けんさん)支援金」も支給する。新卒社員の能力開発を支援するとともに、待遇改善で人材採用の競争力をさらに高める狙いがあるようです。また、23年春には初任給も引き上げています。

これらの新入社員の意識の変化、採用企業の動向からも分かるように、年功序列で右肩上がりの給与体系は、時代に合わなくなってきています。製造業が多く、東京や大阪と比較すると保守的と言われている東海圏の新入社員の方々でも、成果主義を希望する割合の方が多くなってきたのです。

このような世の中の流れに則って、人事制度を改革していく必要があります。
基本給、昇給率、昇格降格基準、賞与、評価シートなど、時代にマッチしたものに変化させていく必要があるでしょう。

当社のお客様でも、若手社員の基本給を上げたり、若年層の給与を上げやすくしたり、昇格条件に年齢や在籍年数を撤廃したり、年齢ではなく役割・責任や成果で等級付けする企業が、ほとんどです。

社員のやる気、エンゲージメントを高め、企業の成長を加速するために、是非、人事評価制度の見直しをご検討下さい。