ヤッホーブルーイング

第20回ポーター賞が発表されました。
あの競争戦略で有名なマイケル・ポーター氏の名を冠した賞であり、
独自戦略で高収益や効率経営を実現している企業が表彰されるものです。

今回は4社が受賞しましたが、その中の1社がヤッホーブルーイング社でした。
同社はクラフトビールメーカーで、独自性の高い商材を作っている企業です。

同社は「働きがいのある会社」ベストカンパニーに2017年から4年連続で選出
されています。
そして、働きがいのある会社であり続ける理由として、井手社長が強調されて
いるのは、同社が掲げるMissionである「ビールに味を!人生に幸せを!」を
実現するためには、「まずスタッフ自身が一番楽しく幸せであるべきだ」という
想いがある点です。
well-being経営を実践されていることが、良く理解できるコメントだと思いました。

実は、私は、同社の中途採用のお手伝いをしたことがありますが、人事部という
部署ではなく、確か、「ヤッホー盛り上げ隊」というような名前であったと記憶
しています。

人事部のミッションが会社を盛り上げるということを端的に表現しているとともに、
社内外の人にとって堅苦しくなく、しかも駄洒落になっている点で、名刺交換をした
際に、強烈なインパクトがあったことを覚えています。

社内旅行の際には、皆で同社の「よなよなエール」で乾杯したことも懐かしい想い出です。
また、しばらくは、父の日には同社のビール詰め合わせをプレゼントしていました。
採用パートナーとしてだけでなく、一顧客としても同社のファンであった(「あった」
過去形になるのは、今はお酒を全く飲まなくなってしまったためです…)私にとって、
今回の受賞は非常に嬉しかったです。

そして、何よりも、社員を幸せにすることが、独自戦略で高収益を実現することにも
つながるということ証明して下さっている、素晴らしい受賞だと思います。