週休3日制&つながらない権利

英国では現政権が、週休3日制や時間外の業務連絡の制限を盛り込んだ法案を
10月に提出することになるそうです。

週休3日制は、1週間の合計労働時間を変えずに労働者の裁量で週に5日の勤務日
を週に4日に変更できるとのこと。また、新たな法案は、合理的に実行不可能
でない限り、会社は労働者側の要求を拒めなくなるそうです。

時間外の業務連絡の制限とは、いわゆる「つながらない権利」の保障ですね。
休みの日に上司や同僚から携帯宛に電話が来たり、メールやチャットで連絡
することを制限するとのこと。

どの国でも働き方改革による生産性の向上が課題となっているようです。

昨日は、サーベイフィードバック(従業員アンケートをもとにもっといい会社
にするために、何をするのかを皆で話し合うワークショップ)を某企業で開催
していましたが、精神的ストレスを軽減するために、休みのスタッフには電話
をしないという意見が出てきました。英国の法案の内容と同じですね。

日本でも英国と同じような法案が成立するかもしれませんが、重要なのは
この人材供給制約社会(人手不足)においては、競合に先んじて施策を実行
していくことです。また、企業の収益性を損なうことなく、社員の気持ちを
慮りながら、エンゲージメントやモチベーションを向上させて、人事施策を
実行していくことです。

取り組むべき内容は企業により様々だと思いますが、経営者は
「エンゲージメントを上げ、生産性を向上させるために何をすればいいか?」
を常に考えながらマネジメントをしていく必要があります。