中長期経営計画の策定

さて、最近急に寒くなってきましたね。
周囲では咳き込む方や体調不良の方が増えてきました。
体調管理にお気をつけください。

さて、当社では「中長期経営計画策定」のコンサルティングをはじめました。
きっかけは、とある会社の人事評価制度(等級制度)の構築です。

その会社の社長は、部長クラスに求める役割責任として、「会社の中長期的な
経営計画を踏まえ、部門の単年度計画を立案し、部下と共有・実行している」
という内容を盛り込みたいと考えました。

しかし、そもそも全社の経営計画を作っていないので、まずは社長が自ら襟を
正し、自社の中長期経営計画を作ろうという流れとなり、当社にサポートを
依頼して下さったという背景です。

今回のプロジェクトでは、経営者のみならず、部門長や次世代幹部候補にも
関与してもらい、みんなで作っていくことになりました。

現段階では、下記のように3回目までプロジェクト会議が進んでいます。
第1回:キックオフMTG
第2回:経営者の想いの共通
第3回:企業分析(財務分析、事業分析)

非常に印象的だったのは、第2回で社長の仕事に対する原動力が、
社員の笑顔」であるとメッセージを伝えたときです。
その後、「会社で笑顔になれるのはどんなときか?」を会議参加メンバーに
皆の前で発表してもらいました。例を挙げると、

「人に話しかけてもらえると嬉しい」
「出来ることをやっているとき。学んだことを活かしているとき。」
「自社の製品を街中でみたとき」
「感謝の気持ちが表現されてるとき」
「(管理部門として)社員の皆様のために何かをやり、喜んでもらったとき」など

様々な発表がありました。
みんなの理想の会社の形が、徐々に具体的になっていくのを感じました。

社長としては、今回のプロジェクトを契機に、元々ご自身が作成された
経営理念や行動指針をみんなと一緒に0ベースで作り直しても構わないという
こと。

これから会社の根幹となる、経営理念、ビジョン、ミッション、バリュー、
戦略、3~5か年計画、単年度部門計画などを皆で一緒に作っていきます。

経営者が指示を出し、社員は言われたことをやるというスタンスから、
社員が自ら考え、行動していく会社に生まれ変わる瞬間であると私は
感じました。

これからが非常に楽しみです!