【well-being書籍のご紹介~VOL.5~】心理的安全性のつくりかた(石井遼介著)

今回は、私が所属している某勉強会のメンバーである石井氏の著書を紹介したいと思います。

「心理的安全性」という言葉は、聞いたことがある方も多いと思います。
そう、あのGoogleのプロジェクトアリストテレスで、一躍有名となった
「psychological safety(心理的安全性)」です。
プロジェクトアリストテレスの詳細は、こちらをご覧いただければと思いますが、
概要は下記にまとめておきます。

元々は、ハーバード大学のエイミー・C・エドモンドソン教授が効果的な組織
作りを研究する際に、人と人がチームになって仕事を通しての学習を繰り返し、
成果をあげるためには、心理的柔軟性が必要であると提唱したものでした。

石井氏は、日本版の「チーム心理的安全性」の4つの概念を提唱しています。
日本の組織では、①話しやすさ、②助け合い、③挑戦、④新規歓迎
4つの因子があるときに、心理的安全性が感じられるというものです。

そのうえで、心理的安全性を高めるために、心理的柔軟性を高める方法や、
行動分析を紹介されています。
認知行動療法(物事の捉え方を変えることで、行動を変え、問題を解決する)や
行動分析学に関する記述が多く、ページ数が多いのも相俟って、
かなり読み応えのある書籍となっています。

心理的安全性のみならず、認知行動療法や行動分析学について学びたい方、
是非、ご一読ください。