Well-being Dialogue
社員同士で対話をすることにより、相互理解が深まり、well-being(幸福度)の向上を
図ることが出来ます。
この対話を、Well-being Dialogue(直訳:幸せな対話?)と言います。
ただ、社内で対話をすれば、その内容がどんなものであっても幸福度が上がるのか
と言えば、そんなことはありません。
幸せの4因子である、「自己実現/成長」「つながりと感謝」「楽観と前向き」
「独立と自分らしさ」を向上させるような対話である必要があります。
そのために、まず大切なのが、適切な質問を投げかけることです。
とはいっても、「幸福度を上げるための適切な質問とはどんなものか?」は
わからない方が多いと思います。
そこで、幸福度を上げるための質問をトランプ型のカードにまとめた
Well-being Dialogue Cardをご紹介したいと思います。
カードを引いて、質問をし、対話をすればWell-beingが向上するという優れものです。
私は、早速、被験者2名を選出し、実験をしてみました。
【ケース①】
Aさん:40代中盤/管理職/男性
引いたカード「ハートの4/いつも笑顔でいられる秘訣は?」
この質問を投げかけたとき、Aさんは、ご自身が楽しく仕事をすることが信条であること、
そして、笑顔でいれば、楽しく仕事が出来るということをお話ししてくださいました。
ご自身の考えを明るくエネルギッシュにお話しして下さったのが印象的でした。
【ケース②】
Bさん:20代前半/新卒社員/男性
引いたカード「ハートのエース/愛に満ち溢れているのはなぜ?」
この質問を投げかけたとき、Bさんは、しばらく考え、下記のように語り出しました。
自分は23年間、周囲の人に愛され、サポートしてもらってきた。
そのお陰でこうして社会人になっているので、これからは、少しづずつ、周囲に恩返し
出来るようになりたい、と。
周りの人への感謝を気持ちを再確認し、表現することで、Bさん自身のみならず、
周囲にも温かくて幸せな空気で満ち溢れていました。
コロナの影響でただでさえ、コミュニケーションが希薄になりがちな、今日この頃。
是非、Well-being Dialogueで相互理解を深め、幸福度を向上させ、組織力強化につなげて
頂きたいところです。
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