転職相談:2か月で36万円

ゲキサポ! キャリア」というサービスをご存知でしょうか?

キャリアコンサルタントが、週に1回、2か月間(合計8回)電話かWEBで
60分間の転職相談
に乗ってくれて、自己分析や転職アドバイスをしてくれて、
lineで適宜質問が出来るというサービスです。

最大の特徴は、求人企業が採用コンサルティングフィーを払う転職
エージェントとは異なり、求職者がカウンセリング料を払う点です。
そのため、求職者のために、じっくりと相談に乗り、アドバイス出来る
という点が大きな魅力です。

私が驚いたのは、その値段。なんと36万円
個人が2か月で払う料金としては、高いという印象を受けました。
しかも、お客様は20代の方々が多いようです。
そして、さらに驚いたのは、コロナの影響で顧客が増えているとのこと。

「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、利用者の方の数が下がることも
想定していたのですが、逆に、利用者の方の数が大幅に増えたことに対して
非常に驚いています
不安が増長されたり、在宅勤務により一人で考える時間が増えたことによって、
キャリアに対して本気で考えようと向き合う人が増えたことが要因としてある
のかもしれません。」(ゲキサポ!キャリア 岡様)

コロナの影響により、キャリアに対する意識は大きく変化しています。
現時点では一時的に有効求人倍率は下がっていますが、長期的にみると、
リーマンショック前のピークよりまだ高い水準です。
背景にあるのは、労働人口減少という構造問題があるためです。
8月4日の日経新聞でリクルートキャリア社の高田氏が述べていたように、
「転職市場は一定の過熱感を維持したまま、コロナ禍を乗り切れる」
と思います。

ですから、企業としては、withコロナ、afterコロナを見据えて、採用力を
UPさせ、離職率を下げるための施策を実施するべきだと思います。
そのために、是非、社員のwell-being向上に目を向けて、人事制度改定、
キャリア研修、キャリアコンサルティング導入などをご検討頂ければと
思います。