コーチング、キャリアアドバイザー研修

新型コロナの影響により、テレワークの推進など日本の伝統的雇用システム(終身雇用/
年功序列)の維持が困難となり、人事制度の改革が加速するとの見方があります。
日立製作所のようにジョブ型雇用を導入したり、成果主義的な賃金制度に移行する会社も
増えています。

このような会社は、以前よりも、より競争的で、自律が求められる環境となります。
キャリアについても、会社に依存することはできず、主体的に形成する必要があります。

早稲田大学の大湾教授(労働経済学・組織経済学博士)は、そのような会社で懸念される
のが、①メンタルヘルスへの影響、情報が流れない風通しの悪い組織に陥る危険である
ことを指摘されています。

そのうえで、解決策として考えられるのが、①会社が従業員の健康によりコミットすること
管理職の対話力向上を通じて部下を支援できる上司を育てること、だそうです。
今後、コーチングやキャリアアドバイザーの研修を管理職に提供する企業が増えると予想
されています

私自身は、大湾教授の考え方に賛成です。
社員の健康、well-beingに対する意識は益々高まるでしょう。
仕事柄、上司と部下の面談に同席する機会がありますが、率直に申し上げると、上司の方が
部下の話をしっかりと聞き、共感することが出来ているというケースは少ないです。
営業管理職で、どんなにプレゼンテーション力や交渉力が高かろうが、部下の本音を引き出し、
悩んでいる点や不安を共有し、信頼関係を築いた上で、解決策を一緒に考えていったり、
キャリア上のアドバイスが出来るとは限りません。
今後、管理職向けのコーチングやキャリアアドバイス研修というニーズが増えてくると思います。

また、他方で思うのは、研修や実践により、管理職の方々の面談スキル向上には、かなりの
時間を要するということです。一朝一夕では身に付きません。
ですから、研修をやりながらも、コーチングやキャリアアドバイスをアウトソーシングした方が
良い場合もあるでしょう、

当社としては、そのような企業のニーズに応えられるよう、キャリアコンサルティングの受託、
管理職向けの面談研修も用意しています。
そして、更なる高い期待に応えられるよう、日々精進を重ねて、コンテンツをブラッシュアップ
させていきます。