well-beingと人間関係
本日、well-beig Dialogueの体験会を実施しました。
その中で、改めて感じたのは、人間関係が人の幸せに影響を与える大きさです。
体験会の中では、幸せだった想い出や感謝していることについて話し合いました。
皆様は、奥様との馴れ初めや結婚生活、子供との日常の触れ合いに幸せを感じ、
また、公私問わず、自分と関わってきた多くの人に対して感謝の気持ちをお持ちである
ということをお話しされていました。
幸せだった想い出を話す際には、多くの人が、人との繋がりに関するエピソードを
お話しされます。
幸福にとって、いかに人間関係が重要であるかということを物語っています。
ポジティブ心理学の権威であるマーティン・セリグマン博士は、well-beingの
構成要素として、下記の5つを挙げています。
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P:ポジティブ=ポジティブな感情
E:エンゲージメント=没頭、フロー
R:リレーション=人間関係
M:ミーニング=人生の意味、意義
A:アチーブメント=達成
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英語の頭文字をとって、PERMAと呼ばれていますが、その中のRは、人間関係を意味します。
また、幸福に関する研究でとても有名なものを紹介します。
ハーバード成人発達研究所が、ボストンで生まれた貧しい男性456人とハーバード大学を
卒業した268人を75年間追跡調査をした結果、ある結論を導き出しました。
それは、富でも名声でも仕事に没頭することでもなく、
「私達を健康に幸福にするのは、良い人間関係に尽きる」というものです。
家族、友人、パートナーの有無ではなく、人間関係の質が重要ということです。
※詳細を知りたい方は、ハーバード成人発達研究所の心理学者
ロバート・ウォールディンガーのTEDでの講演をご確認ください。
当然のことながら、会社・組織の幸福度を考慮する際にも、人間関係は肝です。
同僚⇔同僚、後輩⇔先輩、上司⇔部下、自部門⇔他部門、経営者⇔社員、自社⇔顧客etc
様々な人間関係がありますが、どこかぎくしゃくしているところはないでしょうか?
人間関係はITツール、制度を導入すればすぐに問題が解決するという類のものでは
ございません。解決・改善するには、手間暇がかかり、しかも多くはアナログ的な手法
でないと効果が出ません。
ですから、社内の人間関係改善に取り組む際には、是非、じっくりと地道にコツコツ
取り組んで頂ければと思います。
その暁には、必ずや、今までとは違った雰囲気、風土の会社を目の当たりにするはずです。